キューバパールグラスを安定して育成する方法-実験から分かったコト-

2023年8月24日

コン!(ちわっ)、葉きつねです。
僕はキューバパールグラスが大好きで何とか上手く育てられないか、
増やせないかと試行錯誤を繰り返してきました。

こんなブログやっているんですが実は水草育成とってもヘタッピなんですね💧
そんな僕が失敗を繰り返しながら考えた育成方法を紹介していきます。

今回のテーマ

キューバパールグラスを安定して育てられるようになる!

キューバパールグラスの魅力

葉がとても小さく丸みを帯びており、大変可愛らしい印象の水草です。
色も黄緑色をしており、前景草として芝生化も可能です。上手く育てられると次第にまんまるに密生する姿もとても可愛い水草です。

ニューラージパールグラスとの違い

似た水草にニューラージパールグラスという水草があります。こちらは成長がキューバよりも早く、育てやすいので人気です。ただ、キューバより葉の色が深緑をしています。

葉の大きさもキューバよりニューラージのほうが大きいです。僕はどうしてもキューバの可愛さを捨てられずニューラージに手を出せずにいますw

キューバパールグラス基本情報

市場流通量:

アクアショップどこでも

どこのアクアショップ、通販でも手に入ります。大変人気のある種類なので組織培養カップなどでもラインナップがあります。

トロピカやADAなどが販売している無菌・無農薬で害虫の混入の心配が要らないのでオススメです。
安く入手するのであればメルカリなどで個人が増えた水草の株分けを売っていたりします。
 ※メルカリ購入については別途記事にしようと思います。

要求光量:3,000lm以上

かなり強い光を好むので強いだけ良いと思います。必要な光量を光束で表すと目安ですが3,000lmは必要。これを8~10時間点灯して光合成を図ります。

好む水質:弱アルカリ性(PH6.5~6.8)

この水草は他の水草と違って硬度を求めます。他の水草たちは大半が弱酸性を好むので上手くいかない理由だったりします。

ソイルなどで育てるとなると微調整が効かず弱酸性に偏ってしまうので難しいです。日本の水道水は軟水なので、キューバーパールグラスには少し不利ですね。

石組みレイアウトだと石から溶け出した成分が硬度を上げてくれるのですが。石組みレイアウトじゃない場合は水質調整剤を使わないと厳しいと思います。それくらい、水質にうるさい種類の水草です。

二酸化炭素の添加:必須

これが無いとキューバーは育ちません。ニューラージパールグラスはCO2添加なしでも育つので比較した場合に欠点と言えますね。

バブルカウンターがあるなら、1秒1滴~2滴と少し多めに添加しましょう。
この添加する行為は弱酸性に傾ける要因でもあるので水質をチェックしながらバランスを見て調整します。

利用されるレイアウト: 石組み

好む水質の関係もありますが石組みレイアウトがとても映えます☆ソイルを斜めに積んだところに風山石を置いてキューバパールグラスだけ敷き詰めた、綺麗な草原のレイアウトをよく見ますよね♪

キューバパールグラスの育て方

環境が合わないと成長がすごく遅く、根が張る前に生体に引っこ抜かれるイメージがありませんか?
実際、後述する環境じゃなくても育てることはできます。できますが、すごく時間がかかるのでその間にコケだったり抜けたりと手間がかかってしまいます。環境を作って一気に仕上げる、または水槽を新しく立ち上げるのであればミスト式で水上葉を展開させるほうがレイアウトは作りやすいです。

ミスト式栽培法についてはコチラ

ミスト式の注意点

6月下旬~9月は要注意。換気をしないと蒸れて溶けてしまいます。
水カビも発生しやすい時期なので、しっかり経過観察して早め早めに対処しましょう!

水耕栽培も試してみて!

僕は水耕栽培を試して成功しているので、これもぜひやってみてほしいです。
水やりのタイミングだけ注意が必要ですが、ミスト式のように換気や霧吹きを頻繁にやらないで済むので家にいる時間の少ない僕としては好都合な育成方法です。

水耕栽培の実験記事はコチラ

照明の光量は出来るだけ強く

過去に実験した結果では太陽光でも弱ることなく元気に育ちました。(むしろ、一番密生したのは太陽光でした)
そこで照明はできる限り強いものを使ってください。弱いと光合成が進まないので現状維持はできても群生はしません。
ただ、弱いのはムリですが最強クラスじゃないとダメかというとそうでもないのです。照明は3,000lmを超えるものを、と書きましたがそうそう買い換えられるものでもないので1,800lm超えていれば十分です。

7大メーカーの照明を調べたまとめ記事はコチラ

硬度のある水質

好む水質は弱アルカリ性、硬度は高めです。水草水槽に多い弱酸性の環境は成長が止まってしまうので、ソイルを使う場合はPHなど調整しないと成長が遅かったり元気がなかったりします。

レイアウトは流木よりも石にする、外部フィルターにかきがらを入れる、PH調整剤を使うなどして水質をコントロールすると早く育ってくれますし、葉色も元気な緑色になりますよ。

二酸化炭素(CO2)の添加量で調子が変わる

ニューラージパールグラスと違って、キューバパールグラスは二酸化炭素CO2の添加必須だと思います。
添加量も僕は多めに1秒1滴と強めに調整するほうが経験上、水草の調子が良いです。
元気がなかったり成長が鈍化していると感じているときに添加量を増やしたら勢いを出してきた、なんてこともあったのでついついキューバパールグラスに特徴的な水質を気にしがちですがCO2コントロールもぜひやってみてください。

追肥の必要性

水槽リセット後にソイルを使った水槽で植栽したこともありますが、水質が弱酸性でダメかなぁ~と思ったら結構一気に繁栄してくれたりしたことがあります。

これはソイルに含まれる栄養のおかげだと思っています。そういった意味では砂利などを使っている水槽は追肥するのも効果がありますよね。

ただ、これについては失敗も半々で経験しているので追肥だけで元気に育てるというのは違います。
あくまでも育てる上で砂利なら追肥してあげよう!ってそのくらい。。

根が浅いこの水草の植え方

底床に埋める

僕はいつも大磯砂なのですが、親指サイズにちぎって砂利の中に埋めてしまいます。
ソイルだとしても同じです。購入した個体が発色の良い葉色をして、葉もまん丸く展開して元気ならそのうち勝手に光合成するために顔を出してくれます。

グロッソスティグマのように根をピンセットで摘まんで埋め込むやり方は根が短いのと、葉が小さく砂利に引っ掛かりにくいので浮いてきてしまいます。

水槽リセットするなら、ミスト式や水耕栽培も

どうしてもうまく植えられない、または水質や光量など育つ環境に不安がある場合はミスト式または水耕栽培をするのも良いと思います。

・ミスト式栽培法についてはコチラ
・水耕栽培の実験記事はコチラ

まとめ

水草は各要素のバランスをしっかり取ることで安定した育成ができるようになります。
失敗を繰り返してきて、やっと気付きました(笑)

いろんな水草を楽しみたい僕は照明にはこだわって高価でもより良い製品を買うようになりました。点灯時間で調整すればどんな水草でも育てられるので幅が広いと思ったのです。

キューバパールグラスは好む水質に特徴あるので、失敗した人も多いかと思います。
逆に失敗したことがない人も聞いたことがあります(笑)
 →水槽立ち上げてソイルが弱酸性の水質ができていてキューバパールグラスを導入、
  いつまでたっても元気がないがかろうじて生きている状態で半年が経過して水質が弱アルカリ性に傾き、
  一気に草原になる!なんて話もw

実験水槽が増えたので、また自分で試してみて記事で報告していきます。
コンコーン!(ばいばーい)

【参考】

キューバパールグラスに関する育成実験

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