酷暑を乗り切る冷却ファンの選び方

2023年9月2日

コン!(ちわっ)、葉きつねです。今年も暑いですね・・・しかもこんなに早くから梅雨明けするなんて。。慌てて冷却ファンを設置したのですが、水垢で白い粉がこびりついて動かなかったり、断線してるのか電源も入らなかったり・・・まともに動くものがなかったので今年は4つくらい購入しなおしデス。

【今回のテーマ】

今回のテーマ

最適な冷却ファンを選ぶこと!

冷却ファンの効果

仕組み

効果の前になぜ冷えるのか、仕組みをお話しします。コンピュータなどの場合は自身が排熱するので、その熱を効率良く逃がすためにフィンがついていたりしますが水槽の場合はコレがありません。

代わりに・・・という訳じゃありませんが飼育水がたっぷり入っているのでこれを利用しています。

 気化熱

人間は暑いと汗をかきますよね。ここでうちわを扇ぐととても涼しいのは知っているかと思います。

最近では商業施設にミストがついていて細かい霧状の水を浴びれるところもありますよね。キャンプグッズでも、扇風機に貯水タンクがついている、クーラータイプの扇風機もあります。

これら全て、その細かい水分が風で蒸発する時に熱を一緒に持っていってくれるため涼しい(=冷却効果がある)ということなんです。

 水槽の水面から飼育水を蒸発させるファン

だから、ファンが回ると水面の水分が蒸発して4℃ほど冷却することができます。デメリットは飼育水の蒸発が激しくなるので、海水では塩分濃度が変わってしまい危険なので使えません。

淡水の場合も、蒸発が激しくなるってことは水足しが必要になるのでこれ自体がデメリットですよね。

クーラーとの比較

ファン以外に飼育水自体を冷やすクーラーもあります。主に海水用途ですが7℃以上の冷却ができる上に蒸発もしないので初期費用はかかりますが設置してしまえば手間がかからず水温を安定させることができます。

 クーラーのデメリット

初期費用が高くつくコト、そしてランニングコストも1か月1,000円弱とファンよりも消費電力が高いので400円ほど高くなってしまいます。

また、排熱するので設置している部屋の室温が上昇しやすくなります。
ちなみに外部フィルターまたはオーバーフローじゃないと導入できません。

 ファンのデメリット

飼育水を蒸発させてしまうコト。そして、冷却能力が最大でも4℃程度と低いことです。

サーモスタッドの必要性

サーモスタッドとは水温を感知して電源のオンオフができる機能のコト。

主に安全面と節電のために必要となるので、ファンに機能が内蔵されていない場合は別で購入して接続することをおすすめします。

 安全面?

春、梅雨、秋の日本は暑い日もあれば、急激に気温が下がって肌寒い日もあるので水槽を冷やしすぎてしまう場合があります。

24℃の水温がファンで20℃になるのですから、水槽に入れている魚によっては危険もあります。

サーモスタットが入っていれば電源オフになって停止してくれるので安心ですよね♪

 節電なの?

電源オフになるってことはその間は電力を消費しませんから節電になります。

気温の下がる夜間とか、雨が降って気温が急激に下がった日など常時ファンを回している必要はありませんよね。

冷却ファンの種類

 ①水槽の真上に設置するタイプ

一般的なタイプ。コンパクトなモデルもあって見た目を邪魔しません。ただ、蒸発した水分が当たるので長期間使用していると水垢の白い粉が浮いてきて汚らしくなります。

 ②水槽側面に設置するタイプ

水面から蒸発した水分がファンに当たらないので効率的に冷却できます。水垢もつきにくくなります。ただ、水槽側面に設置するので見た目が悪くなります。

各製品を徹底調査!

いつもは参考写真を載せるためにアフェリエイトリンクを貼っていますが今回は、そのまま購入できるように最安値・安心のショップを厳選しました!
(むろん、ショップさんの対応は一律で対応がいいという訳ではないので自己責任で購入してください)

▲コンパクトさで選ぶならコレ!

とても小さなファンですが60cm水槽を4℃下げる能力があり。値段も安くオススメです☆

価格を抑えて最大の冷却性能を出す製品

3,000円台でなんとダブルファン!水槽の両端から冷やすととても効率がいいのでオススメです♪

機能で選ぶならコレ!

水温の上昇を感知して自動冷却!水温が下がりすぎないように26℃で自動OFFするサーモ付きファン。価格も4,000円未満と安い!

ちなみにサーモスタットを単体で購入すると安くても2,600円はしてしまいますので、自動停止機能が欲しいならサーモ付きのほうがよさそうです。

水槽側面に設置するタイプならコレ!!

側面設置なので水垢が付きにくく、長年使えます!コトブキからも出ていますが、相場7,000円と少し高め。

耐久重視の方はコトブキのほうが信頼に足ると思いますが、もともとヒーターと同じで2年で故障してもOKな設計なので価格の安い製品を薦めます。

一応、コトブキの製品もリンク貼っておきますね。

水槽側面設置でサーモ付きが良いという欲張りなアナタはコレ

側面という訳ではないですが、風は本体よりも先にある水面に当たるので水垢が出にくいモデル。サーモも付いているので電気代削減にもつながる欲張りな一品です。

まとめ

このところの夏場は温暖化が進んでいて、エアコンのない部屋で水槽は放っておくと30℃を超えます。。

熱帯魚も30℃を超えてくると調子を崩してしまいますので忘れずに早めの対策を!

 まずはクーラーとファン、どちらにするか。

初期費用がかかるが、安定して高い冷却能力を誇るクーラー。

ランニングコストも含め安いが冷却能力が-4℃程度のファン。

今回は冷却ファンを取り上げました。クーラーについては僕もよく知らないので、徹底的に調べてまた次回に。

 どんな機能が必要か。

  • コンパクトで目立たないものにするか。
  • 冷却能力のなるべく高いものにするか。
  • 電気代削減に寄与する自動停止機能を持つものにするか。
  • 水垢の汚れが付きにくい側面設置タイプにするか。
  • 自動停止機能も持つ、バランスの取れたファンにするか。

お好みで選んで、今年も早くに始まってしまった酷暑を乗り切りましょう!
コンコーン!(ばいばーい)

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⑤アイテム

Posted by reefox