60cm水槽用のライト選び -水草育成の経験から選ぶ7大メーカー製品一覧-
コン!(ちわっ)、葉きつねです。
先月くらいに呟いたんですがまだ2年くらいしか使っていなかった水草育成用の照明が壊れました。
やはり安かろう、悪かろう・・・安易に手に取ったライトだったので今ではメーカーすらも分からず。。
(アクアショップの店頭で購入したのですが特にパッケージ印刷も無い段ボールに入っていた商品でした)
そこでまずはアクアリウム界に君臨する有名メーカーの製品を調べてみたので、ここに一覧としてまとめます。
メーカー公式HPから情報を集めたのですが、CharmやAmazonとかで見る製品が載っていなかったりしました(販売終了と記載のある物も)
もともと、植物が好きでアクアリウムをやっている僕は水草育成のために照明スペックは高いものを買うのですが今回の故障を受けて品質の高いもの(=有名メーカー)も重要だなーと痛感した次第です。
必要なスペックを考える
明るさ
高光量を要求する水草を育てるなら1,000lm以上は欲しいですね。
特に前景草を広い範囲で育てて芝生化させる場合は水槽の底まで光が届くように強めのものにしておきたい。
高光量を短時間で当てることがコケ対策の調整にも有効なので明るさは高いものを選ぶといいと思います。
頑丈さ
経験上、安いものはホントに壊れやすい。
安かろう、そりゃ悪かろう!って話。
設置方法
ラインナップの多い水槽の淵を使って上部に置くタイプの他、アームタイプやオシャレな天井吊り下げなどがあります。高さを出すと空間ができるので見栄えが良いしメンテもしやすい反面、明るさが犠牲になります。
故に明るさを強めにしておいてオシャレに天井吊り下げっていうのが僕個人的には好きなんですが、価格が高くなる傾向にあります・・・。
機能面
その他設置方法や機能はお好みで。
タイマー機能一つ取ってもボタンでポチポチ設定するものからスマホで遠隔設定できるものまで多種あります。
照明の色を頻繁に変えるなら専用リモコンのほうが便利だったり。
どんな照明があるの?
設置方法
- 水槽上部据え置き型
- アーチタイプ
- アーム型
- クリップ式
- 天井吊り下げ
システムの種類
LED
- 淡水なら明るさも十分
- 消費電力が少なく省エネ
- 他のライトに比べ長寿命(僕が使うものは5年経ってますが使えます)
- 商品のラインナップが各社一番多い
メタルハライドランプ
- 最強の明るさを誇るライト(全光束は8,000lmを超える)
- 消費電力も最強、、市場に出回るアクアリウム用は150W
- 数年で電球が切れてしまうので交換が必要
- カミハタが有名だがHPでは交換球以外販売終了(Charmさん等では在庫ありそう)
蛍光灯
- 上部ろ過装置に一緒に付いていたりしてコスパがいい
- 明るさは数で稼ぐべし
- 数年で切れるので家の照明と同じで交換が必要
タイマー機能
設定範囲
- 無し(タイマー内蔵していない) ※タイマーコンセントを使う想定なのか、結構多い
- メーカー指定3パターン(例:ボタン押してから3H/6H/10H点灯、翌日のボタン押した時刻まで消灯を繰り返す)
- 点灯時刻、消灯時刻を1つずつ設定可能
- 1日に数回、点灯・消灯を繰り返す設定が可能(朝7時~9時、夜18時~23時など)
設定方法
- オンオフのみ
- 製品に付いたボタンで設定
- 専用リモコン式
- スマートフォンにアプリを入れて設定
オンオフのみの場合、タイマーコンセントを使うと思いますが対応していない製品もあるので注意!
おすすめはコレ!
コスパを考えるなら、GEX クリアLED POWER X 600↓
価格が高くても高光量を求めるなら、カミハタ TWINSTAR LIGHT S-LINE 600SM
アームタイプを選ぶなら、カミハタ RioCOB LEDクールホワイト↓
水草育成に関しては照明の明るさ以外に波長などの指標があります。実はその他にもアクロトライアングルなど価格と光量、品質のバランスが良いものもあります。アクロはCharmが積極的に販売しており気になるんですよねぇ(品質が高いというレビュー記事もあった)
中華製も価格が抑えられているので掘り出し物がないか気になっています。。このあたりは今度調べて報告しようと思いますよ!
7大シェアメーカーの製品紹介
ADA(アマノデザイン)
企業情報
- 社名:株式会社アクアデザインアマノ
- アクアジャーナルを編集・出版
- 新潟が拠点
- オシャレなアクアリウム器具は高価だが品質も高く超有名
商品一覧
– アクアスカイRGB60
- 特徴:LED素子70個の高光量
- 設置:上部据え置き型
- 光量:不明 ※2,000lm以上の明るさ
- 定格消費電力:40W
- 価格:約36,000円
– ソーラーRGB
- 特徴:LED素子160個で90cmまで1灯で対応可能
- 設置:天井吊り下げ
- 光量:3,500lm
- 定格消費電力:90W
- 価格:約70,000円
– ライトスクリーン60
- 特徴:水槽背面に引っ掛けられる背面を白くするライト
- 設置:背面フック固定
- 光量:不明
- 定格消費電力:不明
- 価格:約22,000円
これは参考に載せたんですが、背面から光る照明です。
コンテストに応募する時に使ったりします。陽光の射し込む渓流の水中が再現できます。
カミハタ
企業情報
- 社名:神畑養魚株式会社
- 熱帯魚の餌で有名なキョーリンもグループ会社
- 1877年に食用鯉の養殖で創業
- 1964年に錦鯉の改良"神畑三色"が全国品評会で優勝
- 2016年には外部フィルターで有名なドイツのエーハイム社と日本総代理店契約を締結
商品一覧
– TWINSTAR LIGHT E-LINE CLASSIC METAL STAND 600SM
- 設置:上部据え置き型
- 光量:2,550lm
- 定格消費電力:44W
- 価格:約32,000円
- 光量をUPしたS-LINEというモデルもあり
– RioCOB LEDクールホワイト
- 設置:アームタイプ
- 光量:1,588lm
- 定格消費電力:12W
- 価格:約5,000円
– ヴォルテス(蛍光灯)
- 設置:アームタイプ
- 光量:不明 ※1灯で45cm水槽をカバー
- 定格消費電力:30W
- 価格:約4,610~7,170円
GEX
企業情報
- 社名:ジェックス株式会社
- 1978年に輸出入業でエアーポンプを業界初めてシリーズ化してスタート
- 1986年には「アクアリウムのある生活空間を!」と提案した商品を展開
- 2000年に入ると数々の優秀賞を受賞
- 水換えをカンタンにするラクフィルなどユニークな水槽を開発
商品一覧
– クリアLED POWER SLIM 600
- 特徴:奥行5cmの薄型デザイン
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,000lm
- 定格消費電力:17W
- 価格:約4,020円
– クリアLED POWER Ⅲ 600
- 特徴①:SLIMは白一色、こちらは赤・青・白の3色で魚と水草を色濃く魅せる
- 特徴②:光量の数値はSLIMと一緒だがLED素子の数は白色だけで倍の48個(赤・青は各8個ずつ)
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,000lm
- 定格消費電力:17.5W
- 価格:約6,380円
– クリアLED POWER X 600
- 特徴:こちらは白1色だが明るさ最強クラス
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,400lm
- 定格消費電力:22W
- 価格:約6,800円
テトラ(スペクトラムブランズジャパン)
企業情報
- 社名:スペクトラムブランズジャパン
- 1955年にアクアリストにとって知らない人のいない"テトラミン"を発売
- テトラジャパンから2005年に米国の企業に買収される
商品一覧
– パワーLEDファイン60
- 特徴①:ファイン、ライト、プレミアムと3種類のラインナップ
- 特徴②:デュアルタイマー内蔵
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,050lm
- 定格消費電力:W
- 価格:約9,500円
– パワーLEDライト60
- 特徴①:ファイン、ライト、プレミアムと3種類のラインナップ
- 特徴②:デュアルタイマー内蔵
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,350lm
- 定格消費電力:W
- 価格:約6,800円
– パワーLEDプレミアム60
- 特徴①:ファイン、ライト、プレミアムと3種類のラインナップ
- 特徴②:デュアルタイマー内蔵
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,900lm
- 定格消費電力:W
- 価格:約12,500円
– LED水中ライトSL-60
- 特徴:珍しい水陸両用のライトで水中の場合はキスゴムで設置する
- 光量:不明 ※写真より15個のLED素子あり
- 定格消費電力:5.4W
- 価格:約円
水作
企業情報
- 社名:水作株式会社
- 1972年にろ過装置の研究・開発から創業
- 1982年に"水作エイト"販売開始
- 1991年に"プロホース"販売開始(お世話になってます!)
商品一覧
– ライトアップ 600 ホワイト
- 特徴:放熱性に優れたアルミボディ、LED素子の数は72pcsと光量の割に多め
- 補足:同スペックのスリム版の販売あり
- 設置:上部据え置き型
- 光量:936lm ※
- 定格消費電力:16W
- 価格:約3,820円
ニッソー
企業情報
- 社名:株式会社マルカン
- 昭和45年から続くペット関連事業の老舗
- マルカンのニッソー事業部にてアクアリウム関連を運営
- 最近の商品では"育てる水草の種"などで有名
商品一覧
– LED PGライナー600
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,050lm ※トロピカルワールド様楽天市場店より
- 定格消費電力:14.5W
- 価格:約6,308円
– PGスーパークリア600
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,250lm ※トロピカルワールド様楽天市場店より
- 定格消費電力:18W
- 価格:約7,020円
コトブキ
企業情報
- 社名:寿工芸株式会社
- 昭和30年より水槽の製作にて開業
- 奈良に本社を置く
商品一覧
– フラットLEDツイン600
- 特徴:放熱性の高いアルミボディ
- 注意:"デジタルタイマー接続不可"と表記あり
- 設置:上部据え置き型
- 光量:2,550lm
- 定格消費電力:34W
- 価格:約11,000円
– RAY MAX 600
- 特徴:タイマー内蔵、リモコンでコントロール可能
- 注意:"デジタルタイマー接続不可"と表記あり
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,880lm
- 定格消費電力:24W
- 価格:約12,000円
– フラットLED HL 600
- 特徴:LEDカラー6パターン、タッチセンサー式
- 注意:"デジタルタイマー接続不可"と表記あり(アナログタイマーは対応)
- 設置:上部据え置き型
- 光量:1,130lm
- 定格消費電力:14W
- 価格:約6,800円
– フラットLED SS 600
- 特徴:ー
- 注意:"デジタルタイマー接続不可"と表記あり
- 設置:上部据え置き型
- 光量:810lm
- 定格消費電力:13W
- 価格:約4,000円
照明選びまとめ
1.必要な明るさを決めましょう。
入れたい水草は光量が強くないと育たないタイプか?背の低い前景草が多い?など。
2.設置方法を考えます。
商品の数が段違いなのでメンテナンス性なども考慮して検討します。
アームタイプなどメンテしやすいですが高さが出てしまうので前景草に光が届きにくくなります。
結果、光量はある照明なのに水草が育たない!なども。。
3.消費電力と価格のバランスで家族と相談して購入
あとはランニングコスト、イニシャルコストそれぞれ考えてしっかり家族にも相談して買いましょう。
僕の場合はおこづかい少ないので照明なんて買う場合は別途追加でお金もらわないといけません(-_-;)
ディスカッション
コメント一覧
アクアリウム機器で、照明機器は種類も多いし、1番迷うんじゃないでしょうか?
うちはコトブキのフラットLEDを苔リウム用に使っています。値段が安目の割に明るくて良いです。
今度の冬は、エアプランツ用に買い足そうと思っていたので、参考になりました。
ちまめさん、いつもありがとうございます!苔やエアプランツなら水中ほど光量いらないのでラインナップが多くて余計に迷いそうですね(¯―¯٥) ՞ ՞ ՞あまりバンバン新製品が出る業界でもないので油断してました、僕もこれから最新情報をしっかり収集していかないと!これからも宜しくお願いしますm(*_ _)m