2022年6月29日
コン!(ちわっ)、気温が上がってきて活動的になる植物のような葉きつねです。水草だけならいいのですがコケも繁栄しちゃうんですよねー。4つも水槽があると4種類のラインナップが出揃いました٩(ˊᗜˋ*)و”
茶ゴケ、アオミドロ、藍藻、黒髭ゴケ…残念ながらアオコは出ませんでしたが(笑)
今回はそんなコケ対策について話していきます。
※リンクでショートカットできます。時間の無い方は発生したコケまで飛びましょう
共通するコケ対策
結局は飼育水が富栄養化しているからコケが生えます。そして光合成するから栄養を吸収して成長します。
故にこれらを抑制する方法が下記4つの共通した対策となります。
照明の点灯時間を減らす
光合成できる時間が減れば成長を阻害できます。最近はスマートプラグなどで手軽にできる対策となりましたのでぜひ試して、調整してみて下さい。やりすぎると水草まで溶けてしまいますから、コケは弱るけど水草は元気なギリギリを狙って僕は調整します。
もうアクアリストには当たり前のことですが、太陽光が当たると強い光によってコケが繁栄してしまいますので照明の光だけにすることも重要です。
追肥を控える
水草育成のために添加してる場合、癖になっていて気付きにくいので記載しておきました。僕はバカなので水換えとセットで考え無しに作業していて気づきませんでした(笑)
水換え頻度を増やす
入れ替える水道水に栄養はあまり入っていませんので水換えする度に飼育水に溶けた栄養素は減らせます。
ただ、あまりやると水槽の中に住む生体(動物)にはストレスになるのでやりすぎ注意です。
週に1度だったのを2度にしてみる、3分の1を換水していたのを半分に増やしてみる、などです。
水流を弱める
水流が強いところにコケが繁栄しやすい、これは飼育水に含まれる栄養素がその水流の強いところに運ばれやすいから起こるようです。
故にリリーパイプなどを設置して水流を弱める対策が有効です。
生体を減らす(狂気)
追肥と同じ理屈になりますが糞尿が減れば栄養が減りますので効果はあります。まぁ現実的な対策ではありませんが水槽が複数ある場合など対応できる人もいるかもしれないので載せました。
茶ゴケ
症状
ガラス面や水底に茶色の
水槽立ち上げ初期によく発生し、水道水に含まれるケイ素を主養分としているので水換え頻度をあげても対策になりません。
対策①:生体導入
ラムズホーンやオトシンクルスなどのガラス面を這う生体を入れると食べてくれます。ヌマエビも葉にべったりくっついたタイプは食べてくれるので発生個所によって入れる生体を変えるといいと思います。
対策②:水草を増やす
ケイ素は水草の栄養分にもなるので水草を繁栄させれば茶ゴケには回らなくなりますので発生抑制になります。
アオコ
症状
飼育水自体が緑に曇ってしまい、カビのような異臭がします。メダカなどで使うグリーンウォーターと違って異臭があるので違いは明白です。正体は植物性プランクトンが大量発生している状態で、太陽光が射しこむ池などでも暖かくなってくると発生します。
対策
共通するコケ対策で書いたことを実行しながら、水換えで薄めていくしかありません。水草も枯れてしまう可能性がありますが、テトラのアルジミンなどのアオコ除去剤を使うことも最終手段としてはあります。
藍藻
症状
ドロッとしており素手では掴めない明るめの緑色のヘドロのような物体が葉や水底に繁栄します。
対策
ブラックモーリーを入れると食べてくれます。
効果ありそうに見えますがヌマエビなどは藍藻を食べてくれないので注意。
斑点状藻
症状
水槽や水草に2mm程度の細かな緑色の斑点が付着したようなもの。ガラス面や成長の遅いアヌビアスなどに付着しやすいコケです。
対策
ラムズホーンや石巻貝などの貝類が食べてくれます。でも広範囲じゃないなら、スクレーパーやメラミンスポンジで落としてしまったほうが早いと思いますw
アオミドロ
症状
緑色の糸状の形をしており、水草に絡まって増えます。中には白っぽい茶色のものもあるようなので一見すると水カビに間違えてしまうかも。
繁栄するとモサモサして水草の隙間を埋めていきます。
対策①:生体導入
ヌマエビが食べてくれるので効果的です。他にもブラックモーリーやサイアーミーフライングフォックスなども食べてくれますので他のコケ対策と合わせて対策したいなら彼らにお願いするのも良いですね。
対策②:素手で除去
気温があがってくるとどうしても発生してしまいます。成長も早いので僕はさっさと水換えの際に素手で除去しちゃいます。それでも毎週戦いになりますし、きりがないので上記ヌマエビと一緒に協力して戦うようにしています(笑)
基本的には飼育水の富栄養化が原因なので、まずは上述した共通するコケ対策を実施することをおすすめします。
黒髭ゴケ
症状
黒色で放射状に毛をフサフサと生やします。繁栄すると丸くモッサリして付着対象を覆っていきます。色が緑だったら結構可愛い見た目だった気がしますが、残念ながら見た目最悪の黒色なので水景は崩れます。。
対策①:生体導入
サイアーミーフライングフォックスが食べてくれますが好んで食べてくれた個体は今まで出会ったことがありません。そしてサイアーミーは10cmくらいまで大きくなるので小さめの水槽には向きません。更にヌマエビなどは食べないし、素手で除去しようにも付着力が強く大変です。。水草に付いた場合はトリミングで除去してしまったほうが早いでしょう。
対策②:木酢液
取り出せるレイアウト素材であれば、取り出してから木酢酸をかけてあげると紫色になって枯れますのでそのあとはヌマエビが食べてくれるようになります。
どちらにしても、早め早めに対策しないとリセット以外に方法がないくらいにあちこちに繁栄してしまいます。僕個人的には、さすが黒ヒゲ!最強の海賊団の名にふさわしい、最強のコケですね。。(笑)
苔じゃなくてコケ、藻とも言わないんです
最後にコケの定義付けをしておきます。普通、コケと聞くと陸地に生える苔を想像しますが水中に生えている藻に近いですね。でもマツモなどとも違います。いづれも水草のように植えなくても勝手に発生して増えるのでアクアリストにとっての天敵とされています。
あ、ちなみに苔じゃなくてコケと呼ぶのはさっき決めましたw
苔リウムもやるのでややこしくなるなぁと考えて。
アクアリウムは水換えとコケ対策、これが仕事なんじゃないかって思うくらいメインの厄介ごとです(笑)
それではまた毎週の水換え、コケとの戦い頑張っていきましょう!
コンコーン!(ばいばーい)
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